世の中G4が当たり前になってきて、iMacですら最初からG3だというのに、
やっとこさ8600/250をG3化する気になりました。
「G4の500Mhzが出たら買うぞ〜」とか言ってここまで引っ張っておきながら、
結局8600/250にG3カードを積む!という方法をとったのはそれなりに理由があるのだけど、
長くなるので説明はやめます
というわけでG3カードの搭載を考えておられる方は今回のパワーアップを参考にして下さい。 |
パワーアップ計画
パワーアップの要となるのはCPUカードですが、今回はビデオカードの交換もする事にしました。
ロジックボードやハードディスクの速度が足かせとなるのは仕方ないとして、
できるだけ現行G4マックに近づけようという考えです。
ビデオカードはATIテクノロジー社の「NEXUS128」に決定!
同社の「Rage Orion」でも十分だったのですが、
価格性能差を考えると「NEXUS128」の方がお得のような気がします。
20インチディスプレイをフルカラーで使うので、VRAM容量は多いに越したことはありません。
悩んだのがCPUカードです。
当初動作速度は300MHz程度で十分!と考えていたので、300MHzで比較的安く実績のある(?)
「Newer Technology社 MAXPower G3 300」を考えていたのですが、
この製品は英語版しかありません。
しかもカードを認識させるドライバーソフトが必要な製品と判明して、やめました。
9600/250を買ったときに「Radius Thunder Color」というビデオカードも一緒に購入したのですが、
これがマニュアル・ドライバー共に英語版しかなく、
キャリブレーション等の設定に苦労した経験があるので、英語版は勘弁してくれ!という感じです。
トラブルの原因になりそうな機能拡張ファイルが増えるのも気になる点です。
調べていくとドライバーがないCPUカードは、
インタウエア社の「BOOSTERシリーズ」しかないことが判明。
400MHz版と466MHz版があるのですが、66MHzしか違わないのに
価格が2万円以上も高い466MHz版に意義を感じないので「BOOSTER G3 400」にすることに決定!
これらを行きつけのマック専門店に発注しました。 |
CPUカードの交換
上が604e/250MHzの純正カードで、下がBOOSTER G3 400MHzです。
基盤の大きさは同じくらいですが、後者はヒートシンクが純正に比べて小さいのが特徴。
G3は発熱量が多いと聞いていますが、この程度で大丈夫なんでしょうか?
(たぶん大丈夫なんだよね〜)
交換時の注意としては、マックを終了させてから行うのは当然の事ながら、
念のため電源ケーブルも抜いておくと安心です。
体にたまっていると思われる静電気はそれほど気にすることはありませんが、
これも念のためマックの電源ボックスをベタベタと触って逃がしておきます。
CPUカードは抜きにくく、差しにくい構造になっているので(すごく堅い!)
とくに差すとき無理矢理押し込んで基盤を折らないように注意しましょう。 |
ビデオカードの交換
上が「Radius Thunder Color」で、下が「NEXUS128」です。
Radius Thunder Colorは基盤が2段重ねになっている上に基盤そのものも非常に大きいでう。
(湾曲して見えるのはデジカメのせいです)
これでNEXUS128の方が数倍(十数倍?数十倍??)速いというのだから技術の進歩は恐ろしいものです。 |
再起動
カードの交換は30分足らずで終了。
書き忘れてましたけど、CPUカードを交換する前に
「booster info」というツールをインストールしておかなければなりません。
交換後、電源を再投入してこの「booster info」を起動して
下記のように表示されればCPUカードのインストールは成功です。
この製品では、
CPU Clock 400MHz
BUS Clock 80MHz
BacksaideCache Clock 200MHz
と表示されるのが仕様ですが、部品単位の精度にバラつきがあるので
上記のような近似値なら問題なく機能しているといえます。
あまりかけ離れているようならば、欠陥品の可能性があるのでメーカーに問い合わせてみましょう。 |
というわけで、無事8600/250は8600改/G3 400となり、あらゆる面で明らかに速くなりました。
特に画面のリドローが非常に速い。
フォルダはパッと開くし、ウインドーのスクロールも滑らか、
複雑なオブジェクトを配した「Adobe Illustrator」のファイルもさほど待たされずに再描画してくれます。
「Adobe Photoshop」でもクルクルまわる時計をイライラしながら待つことが少なくなり、とても快適です。
ハードディスクを交換していないので、さすがにファイルオープンは速くなりませんが・・・。
改造費用は全部で10万円をちょっと出たくらい。
メモリや、ハードディスクまで手を出せば完璧ですが、
とりあえずCPUとビデオカードの交換は効果バツグン!やってよかったなぁ〜と思っています。
これでまたG4を買う必要性が遠のいた? |
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