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Palm m505を買ってみた |
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以前から興味はあったものの、買うまでには至っていなかったPDA。 友人が便利そうに使っているのを見て、再び欲しくなってしまいました。 実は管理人、以前「SHARP ZAURS PI-3000」という手書き認識機能付きの電子手帳を使っていたことがあります。 これが重いわ大きいわで、持って歩くのがそのうち面倒になって使わなくなったという経験がありますが、PDAはコンパクトで軽量なものが多いので、そんなことにはならないだろうと。 そんな時運悪く(?)・・・・。 |
知らない人のために・・・ PDAとはPersonal Digital Assistantの略で、簡単に言えば電子手帳のようなもの。 実際にはPalm OSというオペレーティング・システムで制御されているので、性格的にはパソコンに近い。PIM(Personal Information Maneger)と呼ばれるソフトウエアが内蔵されていて、予定表・アドレス帳・To Doなどを管理できます。 機種によってはカラー画面でインターネットやEメールをしたり、WordやExcelのデータ閲覧や編集ができたり、デジカメやMP3プレーヤーが内蔵されているものもあります。 ソフトウエアも自分で追加することができるし、なりは小さくてもなかなかの高機能ぶりなのです。 最大の特徴は、これらのデータをケーブル1本でパソコンと共有できること。 パソコン上のデータをPDAに移して持ち歩いたり、PDAに入力したデータをパソコンに転送して利用したりということが実に簡単に行えます。 「持ち運ぶ、検索する、使い回す」パソコンとデータを共有できるデジタルツールなのであります。 |
マックユーザーには悩みが多い? Palm PDAといえば「SONY CLIE」や「SHARP ZAURS」が有名ですが、これらにはWindows用のリンクソフトしか用意されていません。(SONY CLIEには、別売でマック用のリンクソフトがあることはある) 管理人のメインマシンがマックである以上、マックとの親和性を一番に考えなくてはなりません。 いろいろ調べて突き当たったのがパームコンピューティング社のPDAというわけ。 ところがここからが大変!やはり現物が見たいと思い、近辺の家電量販店を回ってみましたがPDAを扱っているところがほとんどありません。 たまに置いてあっても「SONY CLIE」が中心で、お目当てのものはありません。 いつも利用しているパソコン店のマックコーナーにパームコンピューティングのPDAが置いてあったのを思い出して行ってみましたが、PDAコーナーそのものが撤去されていました。 いったん帰宅してネットで調べてみると、なんと!パームコンピューティング社が国内販売から撤退したという情報が・・・。 ネットオークションで検索してみると、「日本ではもう手に入らない」という商品コメントが記してありました。 パームコンピューティング社のHPを探し当て閲覧してみましたが、確かにここしばらく更新されていないようです。 お店のコーナーがなくなっていたのにはこういう理由があったのですね・・・。 |
カメラが付いていたり、MP3プレーヤーが付いていたり・・・機能もデザインも非の打ち所がない「SONY CLIE」シリーズ。 ただし、クレードルを別に購入しなくてはならなかったり、マックで使おうと思うとリンクソフトも別に購入しなくてはならなかったりで、トータルで結構な費用がかかってしまうのよ! オプション品は結構おもしろそうなものが揃っているのだけど・・・。 ※写真はPEG-SJ33 |
運命的な出会い? |
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実はメチャクチャお得だった? 「Palm m505」の下位モデルには「m100シリーズ」というモノクロディスプレイ機、上位には「m515」というモデルがありますが、m515はm505に対して若干ディスプレイの表示品質が良いことと内部メモリ容量が8MBから16MBになっていること以外、基本的にはm505と同じです。 箱を開けてみてビックリ! どこかのお店が在庫品を処分しようと持ち込んだのでしょう。保証書にも販売店印が押してないし、梱包もコード類もほどいた形跡が全くないし・・・全くの新品(状態)だったのです。 これで15,000円ならすでにお買得なのですが、さらにオプション品のケースが付いていたり、購入後かなり経ってから気が付いたのですが拡張スロットに32MBのSDメモリーカードが差し込んであったり(通常はメモリーカードが別売なので、ここにはプラ製のダミーカードがささっている)と、かなりというかメチャクチャお得な買い物だったわけです。 |
実はこの合皮製(?)ケースもオプション品らしい・・・。 SDカードが4枚と名刺類を入れるポケットがついている。 本体には、32MBのSDカードも付いていた。買うと結構なお値段がする・・・ |
おさらい さてここで「Palm m505」の機能をおさらいしておきましょう。 インターネットアクセス/電子メールに対応、Microsoft Outlookとの連携、デジタル画像やビデオクリップの閲覧、最新PalmOS4.0搭載、Windows/MacOSをサポートと、ほとんどパソコンと変わらない機能を持っています。 Palm OS ソフトウエアv4.0を搭載し、OSの効率的な処理と8MBのメモリにより多量の情報を格納。 例として「数千件のアドレス」「複数年にわたる予定」「数百件の ToDo項目」「数百件の手書きメモとメモ」「50以上のアドオン・アプリケーション」などを記憶させておくことが可能です。 搭載アプリケーションは、メール、予定表、アドレス帳、To Do、手書きメモ、メモ帳、電卓の7つ。この他にも任意のアプリケーションを本体にダウンロードして使用することができます。 マックに「Palm Desktopソフトウエア」をインストールすることで、HotSyncクレードルに接続した本体とマック間でデータリンクさせることができますが、データリンクはクレードル側からはボタン1つで、マック側からも簡単な操作でOK。 つまりデータの入力はマック・PDAのどちら側から行っても最終的にデータリンクさせることで、同じ内容を共有することが可能なのです。 このクレードルは充電器も兼ねているので、本体を持ち歩かないときはクレードルに挿しておくクセをつけておけば、イザというときに電池切れ!ということを防げます・・・。 |
本体をクレードルに接続したところ。 充電台も兼ねていてAC電源ケーブルとUSBケーブルが後ろ側からのびている。 外し方にちょっとしたコツがいるので、最初はちょっとビックリするかも・・・。 |
PDA導入の効果は? とりあえず、気になることはどんどん入力することにしているので、後で「あれは何だったかなぁ〜」ということはなくなりました。 特に買い物関係でいかんなく力を発揮!(笑) 「今月は買えないけど来月はきっと買おう!」という本や模型、探している古本など、ど忘れで買い逃すということはなくなりました。 ただし、お店の中で入力をしていると、周囲の「何やってるんだろ〜」という好奇の目は避けられませんが・・・。 ただひとつ難点をあげるとすれば、持って歩くモノが確実にひとつ増えるということ。 小さくなったとはいえ、タテ114×ヨコ79×厚さ13mm・重量139gの本体は、財布をもうひとつ持っているような感覚で、これに携帯電話もとなるとけっこうなボリュームになってしまいます。 でも常に持ち歩かないと意味がないですしねェ。これが悩みどころ・・・。 「電子手帳(PDA)じゃなくても、普通に手帳でいいんじゃない?」と思う方もいると思いますが(実際、管理人の周りにもいるので)、まず最大の利点はインターネットに繋がったパソコンとデータを共有することで、様々な情報をほぼ無限大に取り込めることです。 いらなくなった事柄は消去すればいいし、追加記入することもできる。 これを紙の手帳でやると、もうグチャグチャになってしまって「書いてはあるんだけど何がなんだか分からない」ということになりかねません。 情報をデジタル化することで、整理・関連づけて管理することができるのですから「普通の手帳」なんかよりはるかに効率的だと管理人は思うのですが、いかがでしょうか? ただ、精密機械なので「普通の手帳」のような(乱暴)な扱いはできませんし、バッテリーが切れればただの箱なんですけどね・・・。 |
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