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DISCタイトルプリンター・CASIO CW-100を買ってみた
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HDD/DVDレコーダーを買って以来、増え続けるDVDディスク・・・。
自作のINDEXシートに録画内容を印刷してディスクと一緒にホルダーに挟んでいますが、ディスク自体に何も書いてないのでやはり不安です。
かといって、手書きは汚くなりそうで(笑) ちょっとイヤ!というわけで「DISCタイトルプリンター」なるものを購入してみました。

エプソンPM-950Cは?
ハイハイ、確かにディスクに印刷できるインクジェットプリンター持ってますよ。
でも、結構めんどくさいんですよ。最近のプリンターは専用トレイが本体と一体化して使いやすくなってますが、PM-950はいちいちトレイを付けなきゃいけない。
しかも、フルカラーで印刷できるからデザインにもついつい懲りたくなって時間がかかる(←これは管理人が悪い)
ちなみにインクジェット対応(プリンタブル)ディスクでも、シルバーとかカラーのディスク(ホワイトラベルじゃない)は印刷してしばらくすると画像がにじんでくるんですよ・・・(インクが徐々に浸透していくから)デザインに凝っても、こうなると悲しい。
ならばいっそ、中に何が入っているか分かるだけでいいじゃないか!と。
文字が印刷できて、使いたい時にパッと使えるプリンターと割り切ると「DISCタイトルプリンター」は良さげじゃないですか?

選択の余地はあまりない
この分野は、やはり「CASIO」の独占市場のようです。近所の家電量販店ではカシオのものしか見かけませんでした。
全く置いていないところもあったので、あまり一般的なハードではないのかなぁ(?)。
でも置いているお店では結構「でる」商品のようで品薄なんですよね。(←よそが置いてないからか?それとも単に在庫の問題か?)

カシオからはパソコンと接続して使う「CW-100」と「CW-50」、単独でも使えるキーボード付の「CW-70」の3種類が出ています。
「CW-70」はフォントや定型デザインが内蔵されていてお手軽ですが、値段がちょっと高めなのが難点。
「CW-100」と「CW-50」は印刷解像度が違う(300dpi・200dpi)のと、オートターン機能がついているか否かが違います。
製品の性格を考えるとこの程度の解像度の違いはそれほど気にしなくても良いと思うので、オートターン機能が必要かどうかで「CW-100」と「CW-50」のどちらを購入するかが決まってきます。

このプリンターはプリンターヘッドのスライドレールが本体手前側にしかないので、ディスクの上部と下部両方に印刷したい場合は上部を印刷したあとディスクを回転してやる必要があります。
それを「CW-100」は自動で「CW-50」は手動でやるということなのですが、この機能がいらない!と言う人は「CW-50」の方がお得です。
なんといっても6,000円でお釣りがくるほどの低価格(ヤマダ電機防府店)で買えてしまいます。

正面側のタイトルを印刷した後・・・
ぐるっとDISKを回転させて反対側を印刷する。
「CW-100」は自動「CW-50」は手動で回転。

というわけで
今回管理人が購入したのは「CW-100」です。購入価格は、ヤマダ電機防府店で15,500円(+ポイント3%)。
「CW-50」にするかちょっと悩んだのですが、やはり手動でディスクを回すのは手間かなということで(笑)

本体のセットアップに関してはほとんど問題なく終了するはず。
「CW-100」は縦置き・横置きが選べるのですが、ディスクを落としてしまうのが怖いので、管理人は横置きで設置しました。
数少ない注意点としては、インクカートリッジはしっかり奥まで押し込むのが正解です。
ヘッドの形状とツライチになるものと思いこんで中途半端に押し込んでいると動きません。(←え〜と、管理人はやってしまいました(汗))

さてさて、ここまで書いておいて、マックユーザーの方には残念なお知らせ。
なんとこの製品、標準のセットではWindows用のドライバーしか添付されていません!
つまりマックでは使えません!!

まぁ、救済の道がないわけではありませんが・・・。
それは、スピンネーカー社(http://www.spin.co.jp/)が販売しているリンクソフト「Spinnaker GrandPrintTM2 CW for Hybrid」を使うことです。
この汎用ドライバーを組み込めばマックでも使えるようになります。対応OSは、MacOS 8.6、9.0.4、9.1、9.2、MacOS X 10.1、10.2。
メモリ128MB以上(256MB以上推奨)、空きハードディスク100MB以上、PowerPC以上(G3以上推奨)とハードルも低いので、古めのマックでも導入しやすいのでは。(※一部対象外機種あり。詳しくは同社HPで確認してください)
ただし、標準価格6,800円(税込:7,140円)という追加投資をしないと使えないと言うのは痛いところです。
管理人は買ったばかりのWin機で使うことを前提に買ったので、このソフト購入は見送り・・・。

パッケージはこんな感じ。
いかにも事務機器、ウインドウズ向け商品という感じが・・・。
マニュアル、ドライバーなどの他にUSBケーブルやインクも同梱されているのですぐ使えます。

パソコンも選ぶが、ディスクも選ぶ!
このプリンターは熱転写式なので、インクはリボンタイプです。
一見何にでも印刷できそうですが、実はとてもディスクを選びます!印刷面が平らでないとインクがうまくのらないのです。

ラベルがプリンタブルタイプは「ダメ」ということはマニュアルにも書いてありますが、何事も自分でやってみないと納得しない管理人は試しにやってみました。
その結果、プリンタブルでも製品によって「全く読めないほど、かすれてしまう」「読めるほどには印字できるが、やはりかすれてしまう」ものがあることが判明しました。
管理人手持ちのものでは、カラーディスクはどのメーカーのものもほぼ全滅、ホワイトラベルは「かすれがちながらなんとか印刷できる」ものがあるという感じでした。
プリンタブルディスクは液体インクが染み込みやすいように表面が加工してあるため、熱転写式のインクはのりにくいのです。
「CW-100」にお試しで付いているCD-Rのような表面がツルツルのものは問題なくキレイに印刷できるので、ディスク購入にあたってはインクジェットに対応していないものを買う!というのがポイントです。(←これが難しかったりする・・・)

TDK製のプリンタブル・カラーディスクに印刷してみた。
インク濃度は5段階中の「3」。
Maxell製のホワイトラベルに印刷してみた。濃度は一番濃い「5」。
大きい文字は割とキレイに印刷できるが、小さい文字ほどかすれて読めなくなる。
注)「Session」の一部が薄いのは写真が白飛びしているせいではありません。
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使ってみる
「CW-100」に添付されている専用の編集ソフト(←マニュアルにそってインストール)を立ち上げます。
お世辞にも見やすい・使いやすいとはいいませんが、まぁ一通り揃っているなと言う感じ。
初回のみ設置方法を確認してきますが、あとは「ひな形」の中からレーベル形式をえらんで文字を入力していくとプレビュー画面に文字が流し込まれていきます。
印刷範囲が決まっているので、文字数が多すぎてはみ出てしまうと、赤文字で警告が出てしまいます。
そんな時は、不要な字を削ってエリア内に収まるように文字数を調節しましょう。

レーベル形式でフリーデザインを選べば画像も配置することが出来ますが、いまひとつ使いづらい。
というか、思い通りにならない感じ・・・なのであっさり使うのをやめる(笑)
管理人的には文字印刷ができれば良いのだから、自然とフリーテキストを多用することになりました。
もっとも、画像を配置するような凝ったものを作りたいのなら、はじめからプリンタブル+インクジェットで作った方が完成度が高いと管理人は思いますが?・・・。

フリーテキストを選ぶと「印刷パターン」が選択できるようになりますが、これもお好みで・・・
普通は左上のパターンに落ち着くのでは?
あとはワープロの要領で文字入力、書体変更、文字の大きさの変更などなど自由自在(?)です。
ただし、文字の大きさはあまり細かく選べないし、書体変更も操作性が悪くて使いづらい!
この辺りが良くも悪くもWindows的かな?と思ってしまうのはマックユーザーの性?(笑)
でも本当だから仕方がない。

最初だけ本体の設置方向を聞いてくる。
ディスクを落としそうなので管理人は横置きで・・・。
配置する画像の形式はBMPでもJPEGでも良いらしい・・・マニュアルには一切記載がなかった。読み落としているだけかもしれないが(笑)プリンターの性能を考慮すると、貼り込む画像はモノクロ2値がもっともキレイに印刷されると思われる・・・。
消しておくことも出来るが、初期設定で操作画面のヨコにヘルプウインドウが開くのは親切。
できあがりはこんなカンジ。それっぽい・・・。
レーベル形式を選ぶと、編集用のひな形が表示される。あとは文字を流し込んでいくだけ。
レーベルによっては書式形式が選べます。
フリーテキストを選ぶと、印刷パターンが選べる。
主に印刷する方向が指定出来る。
行と行の間にスペースを入れておく。
このスペースの大きさを調節すると、印刷エリアの真ん中に文字をうまく入れることが出来る。お試しアレ!

印刷自体はディスクの上下に印刷しても約1分で終了とかなり軽快です。
ただし、熱転写式プリンターにありがちな印刷時の作動音は大きめなので耳障りに感じます。
気になるランニングコストはというと、インク1本で約40エリア印刷できると言うことなのでディスクの上下に印刷した場合約20枚印刷できると言うことになります。
インク1本の定価は700円なので1枚当たり35円ですね。ん〜ビミョ〜に高いですかね・・・。
この手のプリンターは印刷面積に関係なく一定のインクリボンが消費されていくので仕方ないですね。
1枚当たり1エリアで済むように文字量を調節できれば、印刷枚数が稼げるというところでしょうか?
(印刷濃度は3〜4で十分。ちなみに薄くしてもインク寿命はのびない(笑))
インクリボンカセットは5色(ブラック、レッド、ブルー、シルバー、グリーン)用意されているので、ラベルの色で変えてみても面白いかもしれない。

総括してみる
プリンタブルでも印刷できないことはないだろ〜とたかをくくって買ってみるも、見事に撃沈!
一瞬「失敗したか?」と思いましたが、ディスクを替えてみるとキレイに印字することができました。
(←現在は太陽誘電のセラミックコートを使用中)
管理人のように自分の書く字に自信のない人にはおすすめ、いや必須のアイテムですね(笑)
まぁ「それだけのために15,000円だせるか」というのが購入のキーポイントになりそうです。
いま時分おなじ予算でカラー・インクジェット・プリンターが買えてしまいますからねぇ〜。
割り切れば、手書きでも済んでしまうし・・・。
あと、マックで使うには追加投資が必要な点もマイナス・ポイントかも・・・。

管理人的には満足してます。なにしろ人にディスクをあげる時に見栄えがいい!(笑)
いや、それは置いておくとしても、ディスクの整理がしやすくなったのは事実です。
(管理人はインデックスシートも書いてディスクにも内容をプリントしておくので、整理がラク。その分手間は増えるけど・・・)
DVDやCD-Rの中身を一目で分かるようにしておきたい人や、頻繁にディスクを人にあげるような機会がある人にはおすすめです。
ただしディスクを選ぶので、過去の資産全てに使えるかどうかは分かりませんが・・・。
(←メディアを換えたら、試し印刷は必須!失敗したら模型用シンナーで拭き取れば消えますが、プリンタブルではうっすらと残ってしまう場合があります。)
ちなみに、管理人の過去資産はほとんどプリンタブルだったので使えないディスクが多かったです。ご注意を!

管理人はエレコム製のケースで管理してます。
ディスクがインクジェット対応でなければ、インクは模型用シンナーとかでキレイに落ちます。
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