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USB拡張カード ADAPTEC・USB2 CONNECT 5100を買ってみた
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周辺機器が増えてくると、USBポートが2つでは足りなくなってくる。
ハブでしのぐという手もあるけど、器機が増えれば増えるほど、動作が不安定になってしまうこともあるわけで・・・。

プリンターが動かない?
ついさっきまでプリント出来ていたのに、突然プリンターが反応しなくなり、ついでにキーボードからの入力が一切出来なくなるという症状が、本当に突然現れました。
再起動して復活することもあれば、全く同じ症状が出続けたり、復活してもまたしばらくすると症状がでたり・・・。
それまで何年も同じ環境でトラブルは無かったのに、どうして突然という感じですが、でているものは仕方ありません。

症状がでたマックはPowerMac G4/466で、(図1)のような環境で使っていました。
これが、(図2)のようにプリンターとキーボードだけが反応しなくなるという症状です。
不思議なことにキーボード入力は受け付けなくなっても、マウスだけは反応するという具合でして、原因がわかりません。
ちなみに「何でこういうつなぎ方にしてるの?」と思った方もいるでしょうね。
ハブの下にキーボードをぶら下げるつなぎ方は、普通しませんから。

なぜこのようになっているかというと・・・MOドライブが電源をUSBポートから取るタイプでして、本体に直づけでないと正常に動かないからなんです。
G4マックはポートが2つしかないので、MOドライブを優先すると、必然的にこのような構成になってしまうと!
それがすべての始まりのような気もしますが・・・。

(図1)
(図2)

原因は?
とりあえず(図3)のように構成を変えてみました。
このままではMOドライブが使えませんが、MOよりはプリンターの方が使用頻度の高いマシンだったので、そっちを優先。
結果は、全く症状がでませんでした。ちなみに、プリンターをMOに変えてみても問題なし。
この時点で、ハブから先の信号がうまく伝わっていないのではないか?ということを疑い始めます。
プリンターとキーボードの信号が混乱しているイメージですかね・・・。

ハブを変えてみるというのもひとつの手でしたが、ハブと拡張カードの値段は同じくらいなので、どうせなら拡張カードを付けた方が安定するような気がします。
マック本体の電源にはまだ余裕があるハズなので、うまくいけば全てのUSB器機を本体に直づけできるかもしれません。
ということで、USB拡張カードの購入を決意(?)。とりあえずヤマダ電機に偵察に出かけてみました・・・。

(図3)

高い・・・?
売り場にあった製品でマック対応を謳っているのは「ADAPTEC・USB2 CONNECT 5100」と下位製品の「USB2 CONNECT 3100」のみ。
5100は6ポート、3100は4ポートで価格差は500円くらい。そのくらいなら5100を買った方がおトクな感じ。
しかし、問題は隣においてあるウインドウズ向け製品です。
ウインドウズ向けなら980円から商品があるのに、なんでマック対応品になると3,500円もするんだ?(5100の値段です)

ウイン製品でも(おそらく)マックで問題なく使えると思うんですが、確信はありません。悩みます・・・。
「どうせ買うならマック対応品の方が安心だよな〜ADAPTECだし・・・」悩んだあげく、とりあえず保留。
ひとまず引き上げることに・・・。
帰ってからアダプテックのHPを見ると、5100も3100も生産終了品になっていて、流通在庫しかないことが判明!
アレを買っておかないと、手に入らなくなってしまうかも知れません・・・。

残り物には福がある!かも
2、3日して「やっぱり買おうかな〜」と思い立ったその日。朝刊に1枚の折込チラシがっ!!
それは「ヤマダ電機・店内改装のため閉店セール」というチラシでした。
「ひょっとしたら、周辺機器も安くなってるかもよ?」と、淡い期待を抱いて出かけてみると・・・予想外の出来事が待っていました。

レジ近くに設けられたワゴンセールコーナー。
なんと、そこに「USB2 CONNECT 5100」と「USB2 CONNECT 3100」が積まれています。
売り場にあった在庫が全てワゴンの上にあるようで、目を付けていた5100も3つありました。
値段は・・・なんと500円です。
3,500円が500円!85%引きですよ!!3つともお買上げ〜、買い占めてしまいました (笑)

他にも何かあるんじゃないかと、売り場をくまなくチェック!
とりあえず外付けHDとか安くなってないかな〜と、コーナーに行ってみると、HDはあまり安くなってませんでしたが、オリンパスの1.3GB/MOドライブが激安になっているのを発見!
店頭価格24,800円が5,000円になっていたので、ついでにゲット!

この時点で「MO買い替えるんなら、拡張カードいらないんじゃぁ・・・」そう気が付いたアナタは賢明です(汗)
管理人も気が付きました。でも買いました。だって安いんだもん(笑)
「じゃ、3つもカードいらないでしょ?」←それも真なり!
でもウチにはG4が3台もあるので、ムダにはならないんだな〜(汗)
そんなわけで、合計約35,000円分を6,500円でゲット!
約80%OFFで買えたので大満足ですが、サイフの中にもそのくらいのお金しか入ってなかったので、しばらくは寂しい思いをしました。(笑)

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こういうパッケージです。
中身はこのようなもの。左側に並ぶポートがものすごい存在感。

装着してみる
「USB2 CONNECT 5100」はポートが6個ついている製品なんですが、うち1個は内部接続用で外側を向いているのは5ポートのみです。
しかも、内部ポートを使おうと思ったら外側のポートを1つ殺さなくてはならないので、実質5ポートしか使えません。
出荷時には外部ポートが5つ使えるようになっているので、内部ポートを使うためにはジャンパーピンを差し替えて設定を変える必要があります。
管理人の場合、内部ポートは必要ないので、そのままの状態で装着。

装着自体は実に簡単!PCIバスの順番も関係ないようなので、空いているバスに取り付けます。
相変わらず接続部分のかみ合わせが固いので、しっかり押し込んで取り付けることと、基盤がけっこう薄いので力を入れすぎて割らないように注意しましょう(←我ながら難しいことを言うと思います・・・)
このとき、本体の電源コードは抜いておく、金属を触って身体に溜まった静電気をアースしておく、という儀式は一応やって置いた方が良いようです。
あまり問題になった話は聞きませんが、後で泣きを見るのはいやでしょう?

取り付けたら、コード類をもとに戻してマックを起動し、USB器機が認識されているのを確認したら作業終了です。
ポートが増えたので(図4)のような構成にしてみました。
MOドライブは以前から使っていた「マック本体から電源を取るタイプ」を付けてみましたが、問題なく使えます。PCIバスからの電源供給でもとりあえずOKのようです。


(図4)

写真中央の四角い黒い物体が、ジャンパーピン。
差し方を変えると、その右側に見える内部ポートが使えるようになります。
スロットに挿してみたところ。
手前側のカードは純正のビデオカード。

これでUSBポートが合計7コになりました。

とりあえず、総括
この間買ったWin機には標準でUSB2.0ポートが6つも付いていたんですが、マックって何で2つなんですかね?
G5でも3つしか付いてない。
キーボードはなるべく本体に付けた方が良いと思うので、USB器機が増えてきた時はハブで増設するよりも、カードで増設した方がシステムが安定すると思います。
まぁ、USB1.1もPCIも古い規格なので、追加投資が正解なのかどうかは、それぞれの使用環境によるというところでしょうか?

この製品はUSB2.0にも対応しているので、OSが「OS X」ならばUSB2.0モードで作動します。
USB1.1しか付いていないG4マック以前のユーザーで「OS X」を使っている人は、こういうカードを追加した方が快適に使えること請け合いなので、ぜひオススメします。

ついでなので・・・
わざわざひとつのコンテンツにするほどでもないので、激安MOドライブもサラッとここでレポートしておきましょう。

今回購入したのは、「OLYMPUS TURBO MO mini V 1300」という製品。
HPを確認してみると、オリンパスはどうもストレージ関連から撤退したようなので、まぁ「売れ残り処分品」ということですね。
そんなわけで、何かあってもサポートは期待出来そうにありません。

USB1.1&2.0、Mac&Win対応、1.3GBまでのディスクが使えます。
「大容量8MBキャッシュ(他社比4倍)+最速!55000rpm」が売りのようですが、MOはそれ自体の動作速度があまり速くないので、キャッシュを増やしてもあまり速度を体感できないんですよね・・・。
(←オリンパスは昔からキャッシュ容量とか回転速度にこだわって製品開発をしてましたけど、それが仇になって「故障が多い」という印象が管理人にはありまして・・・)

鳴り物入りで登場した、1.3GBディスクも普及しなかったですねぇ・・・。
DVDメディアの普及が早かったので、取って代わられてしまった感があります。
ウチでもデータの移動に230MBをメインに時々640MBディスク、バックアップはCD-RかDVD-Rという感じ。
そんなわけで、珍しくMac&Win両方で使えるMOディスクツール「セキュリティツールパーソナル」や「デジタルアルバム作成ソフト・MO蔵衛門」がついていても、活躍の場がありません。

さて肝心の使い勝手はというと、縦置き・横置きが選べるのは基本として、ACアダプターが場所を取ってコンセントを探すのも一苦労というのもお約束(笑)
使いづらいなと思ったのは、今どき珍しく「POWERボタン」があること。
最近のUSBストレージは、パソコン本体の電源が入ると自動でスイッチON状態になるものがほとんどですが、この製品は自分でボタンを押さないと電源が入りません。
入れっぱなしでも消費電力は僅かなものでしょうが、ランプが点いたままというのは気になってしまいます。
その他、ディスクを押し込む時にけっこう力が必要だったり、ディスクを出し入れする時の作動音が思いのほか耳障りだったりと、安っぽい印象が漂います。

処分品ですが、箱も中身もキレイでした。

縦置きスタンドを使えばこういう置き方もできますが、
滑り止めが弱いので、ディスクを入れる時に動いてしまいます。

〆の感想
昔MOドライブといえば、「プローバー」がいいとか「Yano」がいいとか言っていた時代がありましたが、今は「バッファロー」「アイオー」「ロジテック」の独壇場。
安くなっているのは、他のメディアが手頃になって前ほど需要も高くないというのもあるのでしょう。
USBメモリーストレージも普及してきて、安く大容量になってきているので、MOドライブの市場というのは縮小する一方なのかも知れません。

さて今回購入した「OLYMPUS TURBO MO mini V 1300」。
元々の価格25,000円で買っていたら、大後悔したような気がします・・・。
5,000円で買ってるんで、文句言えませんが(笑)
同じ価格帯なら、もう1台のG4で使っている「ロジテック製」のヤツの方が断然良いと思いました。

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